帰神とは、神がかりの一種ではあるが
俗にいわれる 低俗な神がかりからは
おそろしく かけ離れたものである
のちに大本教祖になる 出口王仁三郎は
全八十一巻におよぶ大著 霊界物語の中で
次の様に述べる。
「 …人間の精霊が直接、大元神すなわち
主の神に向かって神格の内流を受け、
大神と和合する状態を帰神といふのである。
帰神とは、わが精霊の本源なる大神のご神格に
帰一和合するを謂ふのである。
ゆえに帰神は、大神の直接内流を受くるによって、
…もっとも必要なる霊界真相の伝達者である…」
(第48巻・第一章)
王仁三郎聖師はさらに、帰神の次下段階として
「 神懸 」 (神の遣いや天使との交流)があり
そのさらに次下段階として
「 神憑 」 (邪霊、悪霊、動物霊などの憑依)を説いている。
大本開祖の場合は、もっとも尊い帰神とされる。